動画制作会社の選び方や制作の流れ

2020.02.21

動画制作に関して高いスキルや経験を持つ動画制作会社

近年、インターネットの普及やそれに伴うSNS等の利用拡大に伴って動画制作の需要は増加の一途を辿っています。

また、動画は単なるコンテンツとしてだけではなく、企業の間では企業そのものをはじめ、自社の商品やサービスのブランディング、紹介の手段として用いられることも少なくありません。

しかしながら一括りに動画といっても使用目的によって表現方法は異なり、クオリティの高い魅せる動画を制作するには高いスキルや経験が求められます。

そこで自社内にノウハウや人材が十分でないのであれば動画制作会社に動画の制作を依頼するという方法もあります。

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動画制作会社とは

動画制作会社は近年需要が高まっているweb動画の制作のほかテレビ番組や映画、コマーシャルなどを制作する企業です。動画制作会社にはディレクターや編集マン、カメラマン、ライトマン、シナリオライター、映像クリエイターなど各工程ごとに特化したスタッフが所属しています。

また、単に動画制作だけにとどまらず、媒体の選択や拡散の方法など、マーケティング全般をワンストップで依頼することができるノウハウを持った動画制作会社もあります。

 

動画制作会社に制作を依頼した場合の費用

動画制作会社に動画制作を依頼した場合、費用は制作する動画にどの程度のクオリティを求めるかによって大きく変わってきます。

目安としては依頼者側が素材をすべて用意している場合で25~30万円、クオリティの高い内容であれば50万円前後といったところです。

しかしながらこれらはあくまでも目安で、より高いクオリティを求めるのであれば100万円以上の費用がかかることも珍しくありません。

また費用は動画の長さによっても異なり、単に撮影の費用だけでなく、企画制作費や機材費などの諸費用が加算されることもあります。

そこで動画制作を発注する際は、まず動画制作会社に対し見積もりの作成を依頼することが大切です。

 

動画制作会社に制作を依頼するメリット

動画制作会社に依頼する場合、どのような目的で依頼するのか、また依頼する動画制作会社がどのような分野の動画制作に特化しているのかによっても異なりますが、依頼するメリットとして次のようなことが考えられます。

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高品質な動画の制作が可能

動画制作会社に動画制作を依頼する大きなメリットとしてまず言えるのは、専門業者ならではのクオリティの高さです。

動画制作を通じてそれまでに培ってきたノウハウや知識を活かし、一般の企業が自主制作では難しい効果的な演出や撮影アングル、メリハリのある編集、オリジナリティの高いシナリオ作成力などを駆使して、高品質な動画表現を実現します。

また、高い品質を実現するための機材やソフトウェアといった設備も充実しています。

 

社内のリソースを奪われない

動画制作会社に依頼することにより、発注した企業では自社内で動画制作に関わる業務にリソースを奪われることはありません。このため依頼者側では動画制作に関しては撮影への立ち会いや確認作業などの最小限の業務のみを負担すればよく、依頼者側は動画制作以外の本来の業務に集中できます。

 

動画制作会社に制作を依頼するデメリット

メリットの一方で動画制作会社に動画制作を依頼することはデメリットも孕んでいます。主なデメリットとしては次のような点が挙げられます。

 

サービスや商品に対する価値観を共有する必要がある

動画で紹介、あるいはブランディングしようとする製品やサービスに関する情報や価値観は、自社内では認識が統一できていても、部外者である動画制作会社との間では必ずしも共有できるとは限りません。

このため、製品やサービスの特長や競合他社との違い、業界動向さらには企業としての理念などを動画の制作前の段階で動画制作会社に理解してもらう必要があります。

 

費用が高額になる可能性がある

動画制作に限ったことではありませんが、業務を外部へ委託するには相応のコストがかかります。動画制作もこの点は同様で、特にクオリティに比例して費用も高額になる傾向があるため注意が必要です。また動画制作の費用はスタッフの出張撮影や専門の動画編集ソフトでの編集など、人件費や技術料に占める部分が多く、さらに諸費用も加算されます。

そこで、事前に見積もりの依頼をするなどして、最終的にどれくらいの費用がかかるのか把握しておかなければなりません。

動画制作時にかかる必須費用は、企画構成費(3万円~15万円程)、ディレクション費(5万円~25万円程)、台本作成費(5万円~10万円程)、撮影費(8万円~35万円程)、撮影機材費(4万円~30万円程 ※撮影機材のランクにより変動します。)となります。

その他に、編集まで依頼するのであれば、編集費(5万円~25万円程)や、作りたい動画の種類によって、音響効果費(3万円~15万円程)、ナレーション費(3万円~10万円程)がかかってくる場合があります。

 

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動画制作の流れ

動画制作を依頼しようとする場合、特に初めてであればどのような流れで工程が進捗していくのかはイメージしにくいところです。特に動画はコンテンツとして比較的多くの工程を必要とします。

そこで具体的に動画制作の流れを示すと、おおよそ以下のような流れとなりますが、実際には、この流れの中で目的を明確にし、効果的なアピールができる動画が制作できるように進行しなければなりません。

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1.問い合わせ

動画制作会社に動画の制作を依頼するには、まず問い合わせを行うことからはじまります。このとき連絡先などの基本事項をはじめ、まずはどんな目的で動画を制作するのかをはじめおおまかな納期、おおよその予算感なども合わせて伝えておくとよいでしょう。

 

2.ヒアリングを受ける

動画制作の検討に至った理由や目的、用途などを動画制作会社に伝えます。動画制作会社ではここで得た情報を基にして動画の完成を目指すことになりますが、この時点では多くの場合明確なイメージが決まるわけではありません。そこで打ち合わせを重ね、徐々に完成イメージを固めていくとよいでしょう。

 

3.企画の提案

ヒアリングを元に動画制作会社からは企画提案書として依頼者へ企画が提案されます。企画の内容は具体的には動画全体の構成をはじめ、コンセプトや演出の方向性、盛り込むコンテンツの内容などです。

またこの段階では、企画内容とともに撮影から編集までのスケジュールなども打ち合わせます。

 

4.見積り依頼

動画に関するおおよその構成や方向性が決定したら次に必要なのは制作会社への見積もりの依頼です。このとき作成される見積りに提示される項目は、通常企画制作費、撮影技術費、編集技術費などとなります。

 

5.契約し発注する

提案内容や見積り価格に基づき交渉を経ると、契約を交わし発注となります。契約時には企画提案書の内容と実際の認識に違いがないことや撮影後の権利の帰属先、未発表商品などの場合、情報漏洩対策に関する取り決めなども十分に確認しましょう。

 

6.事前打ち合わせ

契約後の段階の打ち合わせでは制作全体の情報の整理や共有、スケジュールや動画の内容などについてより詳しく確認を行います。

 

7.撮影準備

契約後の打ち合わせによって動画制作会社とコンセンサスが取れると、撮影の前段階として、ロケハンによる撮影場所の確保やスタジオの確保、機材の調達などの準備が行われます。

また登場人物となるモデルやタレント等のキャスティング、必要に応じてオーディションを行うこともあります。

 

8.撮影

準備が整い次第、スケジュールにしたがって撮影が開始されます。撮影には発注者であるクライアント企業の担当者も立会い、動画制作の流れを確認する必要があります。

 

9.編集

撮影が終了し、企画提案書で提案されたシナリオに従って動画をコンテンツとして仕上げるのが最終的な編集作業です。写真やイラストを加えたりアニメーションやCGなどが使われることもあるほか、BGMやナレーション音声などをミキシングする最後の仕上げMA(Multi Audio)も合わせて行われます。

また、場合によってはこの段階で最終的な修正依頼や細かな要望を伝え、より理想に近い動画の仕上がりを目指します。

 

10.納品

編集が完了すると完成した動画が納品となります。その際、動画形式はWeb用や配布・販売用などメディアによって異なるため、適切なものを選びましょう。

 

動画制作会社の選び方

動画制作会社に依頼する動画制作では、どのように制作を進行するかとともに、どのような制作会社を選択するのかも重要です。

そこで、動画制作会社を選ぶ際には次のようなポイントがあります。

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動画制作会社としての実績があるか

動画制作は比較的新しいビジネスであり、明確なビジネスモデルが確立されていない部分があります。また次々に新たな企業が参入する一方で撤退する企業も少なくありません。

このため、動画制作会社を選択する際は、変化の激しい環境に左右されない確かな実績とノウハウを蓄積している会社を選ぶことが大切です。実績に基づいた最適な体制と制作手法を取っている制作会社では高品質な動画の提案も可能にしています。

 

価格設定は適切か

現状、動画制作においては、価格設定が不透明だと感じている顧客が残念ながら少なくありません。こうしたケースでは最終的にさまざまな費用がかさみ、品質に対するコストパフォーマンスが適正でないばかりか、結果的に当初の予算をオーバーしてしまうこともあります。

このため、制作を依頼する動画制作会社が価格を明朗に提案しているかは重要なポイントです。

一方で最初から明確なコストがイメージできていれば動画制作トータルの計画は立てやすくなります。

 

企画力・提案力はあるか

企画や構成が複雑な動画制作では、依頼者にとって、動画制作会社が仕上がりをイメージしやすい企画力・提案力を持っているかどうかが重要です。これを判断するには、動画の目的やターゲットなど依頼者側の意図を明確に理解している会社なのかがポイントとなります。

そこで、これを判断するには、顧客の持っているイメージをくみ取るために丁寧なヒアリングをしているかどうかが基準となります。こうした点を踏まえた提案のできる制作会社なら、これを企画に盛り込み、比較的イメージに近い仕上がりを実現できる可能性が高いといえるでしょう。

 

どういったジャンル得意としているか

得意なジャンルは、それ自体が制作会社の制作能力を決定するものではありません。ただし、動画制作は撮影方法や撮影技術もさまざまで、CGやアニメーションといった制作手法も多彩です。

そこで動画制作を依頼する際にはその会社がどういったジャンルを得意としているのか見極めておくことが大切です。これにより、よりイメージ通りの動画の制作が可能になります。

 

動画制作を依頼する場合には動画制作会社との共同作業が重要

ここまで動画制作の流れや動画制作会社の選び方などをみてきましたが、今やスマートフォンが1台あれば高画質な動画を誰もが撮影し編集することが可能な時代です。このため動画制作は動画制作会社に依頼することなく自社内で行われるケースもみられます。

しかしながら、客観的でわかりやすく商品やサービスなどをユーザーに対して訴求できる動画を制作するのは簡単なことではありません。

そこで動画制作のプロである動画制作会社に動画制作を依頼することは有効な手段ですが、すべてを任せきりにしてしまうのでは満足できる動画の仕上がりは期待できないでしょう。

このため、動画制作を依頼する場合には、依頼者側も動画制作会社とともに「動画を制作する」という意識を持つことで実際の制作においても相乗効果が生まれ、結果として動画制作を依頼したことの価値がより高まっていくといっていいでしょう。