動画マーケティングにおける動画制作の方法

2020.02.14

急速に拡大する動画マーケティング市場

近年、市場規模が飛躍的に拡大を続けているマーケティング手法に動画マーケティングがあります。

動画マーケティングとは、企業・商品・サービスのマーケティングに動画を用いる手法で、制作された動画は、動画投稿サイトに公開されることもあれば、自社サイトに掲載されることもあり、利用方法はさまざまです。また動画マーケティングが伸長している背景としては、国や地域、世代を問わずユーザーがスマートフォンで動画を視聴する習慣が急速に定着していることが考えられます。

一方で発信者側にとってもスマートフォンの性能進化や高速モバイル通信の普及により、高価な機材を用意しなくても制作が容易になりつつあるといえます。

このようなことから、マーケティングを成功させる上で動画マーケティングは今後ますます拡大し、同時に重要度も増していくといっていいでしょう。

しかしながら、現状多くの企業では動画制作の経験が不足していて、どんな動画をどのように制作すればよいかスキルやノウハウを持っているケースはさほど多くはありません。

そこでここからは実際、どのように動作を制作すればよいのか、その方法を中心に、費用や注意点などもみていきましょう。

出典:https://pixabay.com/ja/

 

動画制作の方法①自主制作

動画制作の方法としてもっともシンプルなのは自社で動画を制作することです。一昔前であれば動画制作には高価な機材を用意し、専門のスタッフを準備する必要がありました。しかし現在ではスマートフォンでも動画を撮影する能力が飛躍的に向上しています。このため、最低限の機材さえ揃っていれば動画制作の方法として自主制作を視野に入れることが可能です。

また、動作制作にできるだけ費用をかけたくない場合には自主制作が最も適している方法といえます。

 

自主制作のメリット

自主制作のもっとも大きなメリットは制作費用が抑えられることです。外注費用がかからないのはもちろん、単に撮影するだけであれば大掛かりな機材を用いなくても、動画を制作することができます。

 

自主制作のデメリット

動画を自主制作するにあたって発生するデメリットは動画制作に関する知識やノウハウを持ったスタッフが確保できないことにより、制作する動画のクオリティが担保されないことが挙げられます。また、すべての作業を自社内で賄わなければならないためそれなりのリソースが必要で、動画制作に時間と労力をかけなければなりません。

 

自主制作した場合の費用

必要最低限の機材が準備できていれば、必要なのは社内スタッフの人件費のみで、外注費用はほとんどかかりません。

一から揃えるとなると、機材や編集ソフトの費用は最低限かかってくるでしょう。その他にも、スタジオを借りる場合は、レンタル費用がかかってきます。

また、撮影場所で、何か申請が必要な場合は、その申請費用と時間や手間もかかってくるでしょう。

 

自主制作における注意点

自主制作における注意点は基本的にすべて自力で動画制作を行わなければならないため、注意点も動画制作上のものとなります。

特に動画マーケティングでは動画のサイズを20分以内に収めるのがセオリーです。これは動画視聴において、おおよそ17~18分を経過するとユーザーの離脱が増加しはじめるとされているからです。このため、動画はコンパクトに制作し、情報の詰め込みすぎには注意しなければなりません。

また、撮影時に音声がきちんと拾えているか、機材のストレージの空き容量は十分かなど、基本的な部分も押さえておくことが大切です。

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動画制作の方法②クラウドソーシング

自社内で動画制作のリソースを割く余裕がない、といった場合には不特定多数のクリエイターが登録しているクラウドソーシングサイト経由でクリエイティブ業務を依頼するクラウドソーシングもひとつの方法です。近年特に記事のライティングやWebデザインといった分野では一般的になったクラウドソーシングですが、動作制作分野にもニーズは広まりつつあります。

このためクリエイターの数も増加中で、比較的安価に動画制作を請け負う外部発注先として注目されています。

 

クラウドソーシングのメリット

クラウドソーシングは、クラウドソーシングサイト経由で発注を行うことから、依頼が簡単なことがメリットといえます。また比較的短納期で、かつ外注としては安価に動画制作が可能です。

 

クラウドソーシングのデメリット

基本的にクラウドソーシングでは、動画制作に関するクリエイターとの打ち合わせなども基本的にWeb上でのやりとりのみとなります。このため動画の完成まで直接対面することがなく、細かな要望やニュアンスを伝えにくいのが難点です。また、基本的にクリエーターは「撮影」や「編集」など、動画制作の各工程を部分的に請負うことから、完成後の拡散などのマーケティング施策は自社で行わなければなりません。

 

クラウドソーシングで依頼した場合の費用

クラウドソーシングサイトを利用した場合の動画制作の費用は、おおよそ10分で50,000円から100,000円程度が一般的です。

もちろん、依頼する内容や要望によって費用は変動しますが、基本的には比較的安価に動画制作が可能となります。

 

クラウドソーシングでの依頼における注意点

クラウドソーシングの場合、比較的少人数で活動していることから、依頼できる仕事量には限界があります。また「撮影」「編集」といった特定の工程だけを請負っているケースでは、工程ごとに複数のクリエーターへの発注が必要です。

各工程で依頼する相手が変わる場合は、多くても5人程となってきます。制作会社への依頼と比べると人数も少ないので人件費だけでも安価ですが、ワンストップで行えないので、各々と連絡を取る必要があり、時間と手間がかかる場合もあります。

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動画制作の方法③広告代理店や動画制作会社

動画制作会社や、あるいはこうした企業とつながりを持っている広告代理店に依頼するのは従来から動画制作においては常道ともいえる方法です。また、何より実績とノウハウはほかのどの方法よりも豊富に持ち合わせていて、クオリティの高い動画制作が期待できます。

特に商品やサービス、あるいは企業そのもののをPRするために動画の品質や美しさが求められる場合には、広告代理店や動画制作会社に依頼する方法が最適といえるでしょう。

 

広告代理店や動画制作会社に依頼するメリット

広告代理店や動画制作会社に動画の制作を依頼するメリットはすでに触れたようにクオリティの高い動画が制作できる点でき、動作制作に関してさまざまな経験やノウハウも持っていることです。それらを活用して他の方法よりもより幅広いジャンルの動画が制作することができることができます。

また、広告代理店や動画制作会社の場合、単に動画制作だけにとどまらず、媒体の選択や拡散の方法など、動画マーケティング全般をワンストップで依頼することも可能です。

 

広告代理店や動画制作会社に依頼するデメリット

広告代理店や動画制作会社に動画の制作を依頼する場合、クオリティに比例して費用も高額になるケースが多いです。また動画マーケティング全般を依頼する場合、単に撮影の費用だけでなく、企画制作費や機材費などの諸費用が加算されることも考慮しておかなければなりません。

 

広告代理店や動画制作会社への依頼した場合の費用

広告代理店や動画制作会社に動画の制作を依頼した場合、最低でもおよそ10分の動画で300,000円程度はかかると考えておきましょう。また、収録素材が多い場合や、CGの作成なども依頼依頼した場合、費用は最低ラインでも500,000円程度からとなります。

動画制作時にかかる費用の必須項目としては、企画構成費(3万円~15万円ほど)、ディレクション費(5万円~25万円ほど)、台本作成費(5万円~10万円ほど)、撮影費(8万円~35万円ほど)、撮影機材費(4万円~30万円ほど ※撮影機材のランクにより変動します。)となります。

その他に、編集まで依頼するのであれば、編集費(5万円~25万円ほど)や、作りたい動画の種類によって、音響効果費(3万円~15万円ほど)、ナレーション費(3万円~10万円ほど)がかかってくる場合があります。

ただし、実際には動画内容の詳細や素材・仕様などでも費用は大きく変動するため、まずは見積もりの作成を依頼することが大切です。

 

広告代理店や動画制作会社への依頼における注意点

広告代理店や動画制作会社に動画の制作を依頼する場合には、事前にどのような動画を制作したいのかを明確に決めておかなければなりません。これは動画制作会社にもそれぞれ得意分野があり、動画の内容によって発注する動画制作会社が変わってくるからです。

また、どのような分野に特化した動画を制作しているかを確認しておくことは、より満足のいく動画の仕上がりにもつながります。

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動画制作ではコストとクオリティのバランスが重要

ここまでのように動画マーケティングにおいて動画を制作するにはいくつかの方法があります。

また動画マーケティングなどによる動画制作のニーズが高まる一方で、現在はスマートフォンに代表される手軽な撮影機器の一般への普及が動画制作のハードルを下げ、単に撮影するだけであれば誰にでもできる環境にあるといっても過言ではありません。

しかしながら、数多くの動画が乱立する現代にあって、動画マーケティングとして効果的であり、多くのユーザーに対して訴求効果のある動画を制作することはそう簡単ではないといっていいでしょう。むしろ低質な動画の拡散は、かえって商品やサービス、ひいては企業のブランドイメージを損なう結果になりかねません。

また、コスト面だけに気を取られ、外注費用ばかりを抑制しようとした場合も結果は同様です。

さらに費用対効果の面から自主制作を試みても、技術やノウハウが十分でない場合、満足のできるクオリティが得られないばかりでなく、社内のリソースが動作制作に奪われ、むしろ労力や時間をロスすることも考えられます。

これらのことから動作制作にあたっては、コストとクオリティのバランスを考え、制作会社などに外部委託を検討することも、動画マーケティングを成功させる上で重要なポイントになるといえるでしょう。

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